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ハイドロキノンの正しい塗り方は?使い方の注意点やパッチテストも解説!

VIOのケア

お肌のシミを薄くしたりと、その美白効果が話題の成分ハイドロキノン。
しかしその強力な美白効果ゆえ、副作用などの影響に使用をためらっている方も多いのではないでしょうか。

ここではハイドロキノンの使い方や注意点、そしてパッチテストの方法まで詳しく紹介しています。
この記事を参考に正しくその恩恵を受けて、誰もが羨む美肌を手に入れましょう!

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ハイドロキノンとはどんな薬?

ハイドロキノンは主に美白効果が期待できる成分で、イチゴ・麦芽・コーヒーなどにも含まれている天然成分です。

ハイドロキノンには、ヒトの体が老化する元となる「酸化」を抑えてくれる働きがあります。
酸化を抑える事によって、いわゆる「シミ」や「クマ」といった肌トラブルを予防・改善することが可能なのです。

ハイドロキノンの美白作用

メラニンの生成を抑制

ハイドロキノンはシミのもととなるメラニン色素を作っているメラノサイトという色素細胞そのものにアプローチしてくれます。
直接働きかけることでメラノサイトを減少させて、シミやクマなどをできにくくさせることが可能なのです。

メラニンを薄くする効果

ハイドロキノンは、老化のもととなるお肌の酸化を抑えることができますが、それだけではありません。
すでに酸化してしまった、お肌のメラニン色素(シミのもと)を薄くする働きもあります。

よって、シミの予防だけでなく、改善にも効果が期待できるといわれているのです。

ハイドロキノンのパッチテストの方法

「ハイドロキノンでシミ対策してみたいけど、肌荒れやかぶれを起こさないか不安…」というあなた。
ハイドロキノンを初めて使う人であれば、事前にパッチテストを行うのが基本ルールであるといえます。

ここでは、ハイドロキノンのパッチテストのやり方をご紹介しておきますので、参考にしてみてくださいね。

パッチテストの手順

パッチテスト手順
1)パッチテストをする場所を決めましょう。二の腕の内側など皮膚の薄い部分で試すようにしてください。
2)パッチテストをする部分を洗って清潔にしてから、10円玉大の量のハイドロキノンを塗りましょう。
3)ハイドロキノンを塗った部分を絆創膏やガーゼなどで保護します。
4)24時間経過したら保護材をはがし、塗った部分を確認してみましょう。

赤み、かゆみ、腫れなどが出ていなければOKです。

注意点ですが、パッチテストをする時はいきなり広範囲で試したり、顔で試すのは避けてください。
副作用が出てしまったら見た目にも痛々しいですし、特に顔の場合だと治療するのも大変です。

ハイドロキノンの使い方・塗り方

パッチテストで特に問題が無ければ、実際にハイドロキノンをお顔に試してみましょう。
ここでは、ハイドロキノンの正しい使い方や塗り方の手順をご説明いたします。

1.始めに洗顔をし、顔の汚れをしっかり落とす

洗顔する時はあまり顔をこすりすぎないように優しく洗顔するよう心がけましょう。

また、汚れやすすぎ残しがないかどうかも注意するようにしてくださいね。
清潔でない状態の肌にハイドロキノンを塗ってしまうと、新たな肌トラブルの原因にもなります。

2.洗顔後は15〜20分ほど待機するか、保湿ケアを行う

洗顔直後は、水分の影響でお肌の吸収率が高まっています。
よって洗顔直後にハイドロキノンを塗ってしまうと、効果が出過ぎてしまったり、別の肌トラブルに繋がるおそれも。

洗顔後は少し時間を置くか、化粧水や乳液で軽く保湿を行なってからハイドロキノンを塗るようにしてください。

3.ハイドロキノンを塗り始める

シミなど患部以外の部分にハイドロキノンを塗ってしまうと、白斑ができてしまうなどの肌トラブルが起きるおそれがあります。
なので、塗り方としては綿棒などを使い、患部のみをピンポイントで塗るのがおすすめです。

ハイドロキノンの使用で気をつけたい副作用

ハイドロキノンは正しい使い方・塗り方さえ守れば、優れたシミ改善効果が期待できる成分です。
しかし、高い性能を持つだけに以下のような副作用を起こすリスクもあります。

肌の赤み、炎症

体に合わなかったり、酸化したハイドロキノンを使ってしまった時に肌の赤みや炎症を起こす事があります。
酸化してしまったハイドロキノンからできるベンゾキノンという成分が肌にダメージを与えてしまうのです。

特に、茶色く変色するまで古くなったハイドロキノンは使うのはやめましょう。

シミ・色素沈着の悪化

ハイドロキノンそのものは、紫外線を浴びると逆にシミを濃くしてしまうのです。
せっかくシミを治す為にハイドロキノンを使っているのに、これでは本末転倒ですね。

ハイドロキノンを塗った後は、日焼け止めクリームを塗るなどの紫外線対策を忘れないようにしましょう。

効きすぎて肌が白くなってしまう

濃度の高いハイドロキノンを長期間使ってしまうことで、塗っていた部分のシミの周りが白くなってしまうことがありえます。

くれぐれも、高濃度のハイドロキノンを長期間使うことはしないように。
シミが消えるか、ある程度薄くなったら使用を中止するようにしましょう。

ハイドロキノンで改善が期待できるシミ

炎症を起こした後の色素沈着

ハイドロキノンは多少の美白効果も期待できるため、摩擦や刺激による色素沈着を起こしてしまったお肌にも使えます。
色素沈着を改善できる程の優れた効果を持つ美白化粧品が見つからず、ハイドロキノンに頼っているという人は多いです。

そばかす

そばかすを引き起こす要因は遺伝が原因であることが多いので、ハイドロキノンで完全には消せません。
しかし、そばかすは紫外線の影響で濃くなることもあるので、ハイドロキノンを使うことで多少薄くすることは可能です。

老人性色素斑

老化と紫外線の影響でできたシミの事ですね。
中年期以降のシミの原因の中でも、1番多いとされているものです。

お肌の酸化によりメラニン色素が生成された事によってできるシミなので、ハイドロキノンの効果も期待できます。

ハイドロキノンで改善が期待できないシミ

ハイドロキノンで改善が期待できないシミのタイプは以下の通りです。

脂漏性角化症

高齢になってからできる、盛り上がった黒いシミの事ですね。

これは、皮膚の組織そのものが変化しているもののため、ハイドロキノンではこのシミにアプローチすることはできません。

真皮の部分に入り込んだシミ

真皮とは、角質層のさらに奥にある肌の深層部分です。
さすがにここまでは、ハイドロキノンもその効果を届けることはできないようです。

ハイドロキノンの使い方の注意点

紫外線対策

ハイドロキノンは、紫外線を浴びることで逆にシミを悪化させてしまう働きがあります。
ちなみに紫外線は屋内であっても入ってきますので、対策は十分に行ってください。

夜に使用する

朝や日中にハイドロキノンを塗っても、ふとした油断で紫外線ダメージを受けてしまうリスクが考えられます。
過度な使用を防ぐためにも、使用は夜のスキンケアの時のみに限定する方が、安全かつ効果的です。

目の周辺は注意

「目の下のクマを消したい!」と目の付近にハイドロキノンを使おうとする人もいると思います。
しかし、クマによっては効くどころか悪化させてしまう可能性もあるので気をつけて。

色素沈着によりできた「茶クマ」以外のクマには使わない方が無難です。

妊娠中は注意

妊娠中の場合、濃度が2%以下と低めのハイドロキノンであれば、多少使うことは問題ありません。
しかし高配合のハイドロキノンは、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えるリスクがあるので、使用はまず禁止と心得てください。

冷蔵庫で保管

ハイドロキノンは非常に酸化しやすい成分です。
空気に触れてしまわないように、キャップや蓋はしっかりと閉めた上で、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。
常温保存に比べると長持ちするとされています。

使用期限の厳守

ハイドロキノンは酸化しやすいとされる成分です。
一度酸化してしまうと効果が落ちてしまいますので、使用期限は必ず守りましょう。

また、開封したハイドロキノンクリームをそのまま放置するのもやめましょう。

配合率が高いものは医師に相談

ハイドロキノンの配合率は高いもので5%あたりで、安全といえる濃度は2%以内とされています。
よって2%をこえる濃度のハイドロキノンの使用を希望する場合は、一度皮膚科や美容外科の医師に相談しましょう。

まとめ

ハイドロキノンは、紫外線の影響や酸化によるシミに優れた効果を発揮する成分です。
正しい使い方・塗り方・注意点さえきちんと守っていれば、その恩恵は十分に受ける事ができるでしょう。

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