たまたま鏡に映ったおしりが黒ずんでいた!
普段は自分で見ることのできないところですので、気付いた時のショックもひとしおですね。
しかし、加齢や体質とあきらめるのは早すぎます!
おしりの黒ずみは、意外に日常の些細なことの積み重ねが原因だったりするのです。
この記事では、おしりが黒ずむ6個の原因を解説し、その10通りの対策をがっちり紹介いたします。
是非これを読んで、友達や家族、そして愛する彼氏に気付かれる前に、なかったコトにしちゃいましょう!
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おしりの黒ずみの原因
普段の生活の中には、おしりの黒ずみを作ってしまう原因がたくさんあります。
まずは原因を探ることで、しっかりとした対策がおこなえますよ。
メラニンや摩擦による色素沈着によるもの
おしりの黒ずみでもっとも多い原因がメラニンによる色素沈着です。
摩擦など肌が刺激を受けると、黒い色素であるメラニンを分泌させ肌を守ります。
通常、肌はターンオーバーと呼ばれる肌再生によって、肌内部に発生してしまう黒い色素のメラニンが少しずつ肌の表面へ押し上げられて排出されます。
しかし、ターンオーバーが乱れると古い角質は剥がれ落ちにくくなり、メラニン色素は肌内部に残った状態が続くため黒ずみとしていつまでも残ってしまうのです。
乾燥や摩擦による過角化によるもの
おしりが部分的に黒ずみが目立つ場合、過角化が原因の可能性が高いです。
過角化とは皮膚の表面にある角質が分厚くなる現象です。
肌が乾燥したり摩擦により刺激を受けてしまうことで、バリア機能が低下します。
外部刺激を受けないために角質を厚くして肌を守ります。
過角化したおしりは黒ずみが目立ちやすいため、白い肌を取り戻すために入浴時にゴシゴシとナイロン製タオルなどを使って洗ってしまってませんか?
しかし、これは肌へ余計な刺激を加えてしまうため、ターンオーバーが乱れて黒ずみがさらに深刻化します。
かぶれや炎症によるもの
女性のおしりはとてもデリケートな肌質なため、
- 生理用ナプキンによる刺激やムレ
- ムダ毛処理
- 過角化により毛穴が閉じた
などが関係し、かぶれや炎症を引き起こしやすくなります。
肌のかゆみを抑えるために、爪を立ててしまうこともあるでしょう。
しかしこれは、炎症などを悪化させ色素沈着になる原因でもあるので、むやみに肌へ刺激を与えるのは危険です。
ホルモンバランスによるもの
生理前や妊娠中におしりの黒ずみは強くなりやすいのですが、この原因はホルモンバランスの乱れです。
ホルモンバランスが乱れると新陳代謝が正常におこなわれず、ターンオーバーが乱れてしまいます。
ホルモンバランスが整えばおしりの黒ずみも緩和されますが、妊娠中や産後などはしばらく不安定な状態が続くため、どうしても黒ずみは目立ってしまいます。
睡眠不足など生活習慣の乱れ
眠っている間に成長ホルモンは一番多く分泌されるため、睡眠不足が続いてしまうとターンオーバーを乱してしまいます。
睡眠時間が短いだけではなく、浅い眠りが続く場合もしっかりと体が休まれていないため、おしりの黒ずみは目立ってしまいます。
- 忙しくて1日3度の食事をしていない
- ダイエットなどで栄養バランスの乱れたメニューが続いている
こういった状況も、おしりの黒ずみの原因になります。
たんぱく質やビタミン類などの栄養には、ターンオーバーを正常に機能させる効果があるため、乱れた食生活が続くとおしりの肌にも影響を与えてしまいます。
間違ったお手入れをしている
「おしりのお手入れ?」と思われる方が多いと思いますが、おしりの皮膚はとても繊細なため、手抜きの肌ケアは黒ずみを作ってしまう原因のひとつです。
入浴時に泡をしっかり落としきれていないと、毛穴トラブルを引き起こして炎症により色素沈着を起こします。
また、おしりの黒ずみを改善するために美白成分配合の化粧品で肌ケアをする方も多いでしょう。
しかし、おしりの皮膚にとって刺激が強すぎたり、保湿が不十分な状態でケアしてしまうと、おしりは刺激を受けてしまい黒ずみを強めてしまうので注意が必要です。
自分でできるおしりの黒ずみ対策
おしりの黒ずみは、できれば自分で対策したいですよね。
誰かに見られる前にキレイなおしりを整えられるケア方法で、いつ見られてもいいように整えておきましょう。
下着の素材やサイズに気をつける
下着のサイズはおしりの大きさに合わせて決めるのが一般的ですが、小尻に見せるために通常より小さめのショーツを履いて過ごす人は要注意です!
おしりに合わないサイズを履き続けると、肌が圧迫されて血の巡りやリンパの流れが悪くなってしまいます。
おしりに酸素や栄養が行き渡りづらくなり、老廃物が溜まって炎症を引き起こしやすくなるので、圧着するような下着選びには気をつけましょう。
おしり部分は露出度が低く湿気が溜まりやすいので、下着の素材は通気性の良いコットン100%がおすすめです。
総じて通気性の良い素材は皮膚にもやさしいため、刺激による肌トラブルも守ってくれます。
長時間のおしりの圧迫は避ける
一日中座りっぱなしの生活は、おしりを圧迫してしまうことから、黒ずみを作る原因になりかねません。
血行不良やメラニン色素の過剰分泌により、黒ずみが目立ちやすくなるのです。
仕事や学校などで、座り続けなくてはいけない状況もあるでしょう。
それでもできるだけ、2時間おきに立ち上がって休憩を取るようにして下さい。
また、お尻部分に穴の開いたドーナツ型のクッションを使用するなどして、おしりへ刺激を与えないように工夫してあげましょう。
保湿・補水をしっかり
おしりの皮膚はモチモチしているため、保湿も補水も必要なく思いますが、顔などと同じ構造なので水分ケアはとても大切です。
特におしりの皮膚が分厚い過角化や、乾燥している場合は保湿ケアをしっかりしてあげましょう。
厚くなってしまった皮膚を柔らかくすることで古い角質層は剥がれ落ちやすくなり、少しずつですが黒ずみが改善されます。
乾燥しやすい秋や冬の保湿ケアは、特に徹底しましょう。
常に清潔を保つ
清潔に保つといっても、おしりをゴシゴシとナイロン製タオルで洗ったり、1日に何回も入浴するなどはいけません。
おしりは普段は下着で隠されているため、外部刺激に弱く、洗いすぎやケアしすぎは逆効果を与えてしまいます。
黒ずみを作らせないためにも、泡でおしりを優しく洗うことを意識して、石けんやボディソープなどのすすぎ残りがないようにしっかりと洗い流しましょう。
規則正しい生活習慣で過ごす
体がしっかり休まるように眠るために、就寝前にパソコンやスマホなどを見て目に刺激を与えないようにしましょう。
朝起きて疲れが取れていないときは、眠りが浅い可能性があります。
前の日の疲れが残らないように、睡眠前の行動を改善することもおしりの黒ずみを改善させるポイントです。
また、肌のターンオーバー機能を正常化させるためにも、栄養バランスに優れた食生活をするように心がけましょう。
おすすめは和食を中心としたメニューで、外食などで和食がない場合はサラダや味噌汁などが付いた定食を選ぶようにしましょう。
セルフ脱毛はしない
おしりに生える毛によって、黒ずみを目立たせてしまう場合もあります。
自分一人でもカミソリなどを使っておしりの脱毛ができますが、大変危険ですので止めましょう。
カミソリは肌の表皮を毛と一緒に削ってしまうため、脱毛後の肌は外部刺激から守ろうとメラニン色素の過剰分泌を引き起こします。
おしりの皮膚へ負担のかからない脱毛や保湿ケアをしっかりせずにいると、黒ずみは解消されません。
炎症やかぶれの原因にもなるため、セルフ脱毛は絶対に止めるようにしましょう。
皮膚科でおこなうおしりの黒ずみ対策
おしりの黒ずみが目立つことがコンプレックスに感じるのなら、皮膚科でしっかりとしたケア対策をしていくことが理想的です。
皮膚科ではどんな黒ずみ治療をおこなっているのか、特徴などについて確認していきましょう。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、皮膚に酸性の薬品を塗布し、分厚くなってしまった角質層などを柔らかくし、新陳代謝の働きを活性化させて黒ずみを解消します。
自宅でもピーリング石鹸などを使えば黒ずみ対策をおこなえますが、皮膚科で取り扱っている薬剤は、7回ほどの治療で効果が実感できます。
皮膚が弱い人は薬剤によりかゆみや炎症などを引き起こしてしまうケースがありますが、使用前に必ずパッチテストなどをおこなって検査をしますので安心です。
レーザー治療
特殊な熱エネルギーを黒い色素であるメラニンへ働きかけることによって、黒ずみを解消していきます。
数回ほどメラニン色素へレーザー治療をすることで、角質層に残ったメラニン色素が減少します。
早ければ1カ月ほどで効果が実感できます。
レーザー治療は出力が高く、メラニン色素だけに集中して熱エネルギーを加えるため、少し痛みを感じてしまう人がいます。
場合によっては局部麻酔などを使用しますので、痛みが怖い時や感じる時はスタッフへ伝えましょう。
外用薬
黒ずみの原因であるメラニン色素を作らせないハイドロキノンや、肌のターンオーバー力を高めるビタミンA誘導体(トレチノイン)などの塗り薬があります。
ハイドロキノンは“お肌の漂白剤”と呼ばれるほど効果が強くおしりへの刺激が心配ですが、皮膚科医が肌の状態を診察してから処方するため大きな心配はないでしょう。
ただし、ハイドロキノンは紫外線などを吸収しやすいため、塗布した状態で肌を露出してしまうと黒ずみを強めてしまう可能性があります。
家庭用の美白成分としても使用されていますが、皮膚科で処方される薬剤は濃度が高いため、黒ずみを悪化させないためにも用量などの使用方法は医師の指示に従ってください。
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内服薬
肌のターンオーバー周期が遅いなど、おしりの黒ずみが解消されない場合は、体内から改善できるように内服薬が処方されます。
主に処方される内服薬の成分がこちらです。
- ビタミンA
- ビタミンC誘導体
- ビタミンE
- ビタミンH(ビオチン)
- トラネキサム酸など
アミノ酸の一種であるトラネキサム酸は、肝斑治療にも使われる美白成分です。
トラネキサム酸は黒ずみが発生する原因である物質のプロスタグランジンやエンドセリンなどの働きを抑えたり、できてしまった黒ずみを解消する効果があります。
まとめ
おしりに黒ずみができる原因はたくさんありますが、日常生活に少し気を配るだけで改善できるものが多いです。
体の内側と外側のダブルケアなら早期解消されるので、まずは今できることからスタートしてみませんか?
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