保湿クリームの代名詞とも言えるニベア。
このニベアが「脇の黒ずみに効果がある」というウワサを聞くことがあります。
果たしてそれは本当でしょうか?
この記事ではその真相に迫るべく、ニベアに期待できる効果と正しい使用方法を徹底解説していきま
脇の黒ずみはニベアで消すことができる?
ニベアを使用する上で気になるのが、本当にこれだけで脇の黒ずみを解消することが可能なのかどうかです。
結論から言えば、ニベアには脇の黒ずみを完全に消す効果はありません。
脇の黒ずみを解消するには、メラニン色素が過剰に生成されないように余分な皮脂を取り除いたり、せめて黒ずみを目立たなくするような美白効果が必要になりますが、ニベアにはどちらの効果も備わっていません。
それどころかニベアは油分が主成分となっている為、脇をスベスベにすることができても使いすぎると逆に毛穴に詰まってしまい、黒ずみを作り出してしまう原因となってしまいます。
ニベアには総じて美白成分や肌の新陳代謝を上げる為の保湿成分が配合されていないので、脇の黒ずみを消す効果はないと言えるでしょう。ニベアを使用しても肌が潤ったように感じるだけで、実際には保湿しているような気分にさせているだけなのです。
つまり、既にできてしまった脇の黒ずみを消したいのであれば、ニベアを使い続けても意味がないということになります。
ニベアは脇の黒ずみ防止には効果が期待できそう
ただし、ニベアには脇の黒ずみを消す効果がなくても、脇の黒ずみを防止する効果が期待できることをご存知でしょうか。
脇に黒ずみができる原因にはもう一つ、摩擦によるものが挙げられます。
摩擦によって黒ずみができてしまうのには、衣服の擦れや除毛に使用するカミソリなどによる摩擦であり、それが肌にストレスを与えてメラニン色素の生成を加速化させてしまうことにあります。
ですが、ニベアにはグリセリンの他に油分成分が多く配合されています。
肌を保湿していれば衣服の擦れなどによる摩擦が起きても黒ずみを引き起こすようなダメージには繋がらない為、黒ずみを予防するのに適していると言えるでしょう。
また、肌の乾燥による黒ずみを予防してくれる効果も期待できます。
肌の乾燥は摩擦しやすい環境を作ってしまい、メラニン色素を過剰に分泌させます。
油分成分や保湿成分が配合されているニベアなら肌の乾燥を防いでくれるので、脇の黒ずみの予防に繋がるのです。
ただ、保湿成分があるといっても肌の内部に水分を与える為の成分ではないので、黒ずみを消す効果は期待できないことを忘れないようにしてくださいね。
ニベアに期待できるその他の効果とは?
ニベアには脇の黒ずみを予防する効果以外にも様々な効果があります。
では、それぞれの効果についてご説明しましょう。
ニベアクリームは化粧水の後に使うことで真価を発揮する!
ニベアには肌の乾燥を防いで保護するという効果がありますが、実は化粧水の後に塗ることで真価を発揮します。
元々スキンケアクリームとして使用することができるので、化粧水の後に塗れば保湿効果によって肌が柔らかくなります。
肌に油分を与えることでテカりが抑えられる!
肌がテカってしまうのは、肌が乾燥しているからです。
肌が乾燥していると油分が足りないと勘違いしてしまい、かえって油分を多く分泌させてしまうので肌がテカって見えてしまいます。
しかし、ニベアクリームは油分成分が多く配合されているので、余計に油分を分泌させないようにできることから、テカりを抑えることが可能です。
二つのニベアの特徴と脇への使用方法
ニベアには様々な種類があり、それぞれ配合されている成分や特徴が違います。
脇への使用方法も違うので、それぞれの正しい使い方を知る必要性があるでしょう。
そこで、ニベアクリームの青缶とリフレッシュプラスホワイトニングボディミルクに配合されている成分や特徴、脇への使用方法についてご説明します。
ニベアクリーム(青缶)
安価な値段で購入できるニベアクリームの青缶には、様々な成分が配合されており、多くの特徴があります。
では、どんな成分が配合されているのか、どんな特徴があるのかを見てみましょう。
成分
まず、肌の水分を維持してくれる成分が、
- グリセリン
- ホホバ油
肌の水分の蒸発を防いでくれるのが、
- ミネラルオイル
- ワセリン
- シクロメチコン
- スクワラン
- ラノリンアルコール
- オレイン酸デシル
- オクチルドデカノール
水分と油分を乳化させる成分が、
- ラノリンアルコール
クリームとして使う為の感触を作っている成分として、
- 水添ポリイソブテン
- パラフィン
- スクワラン
- マイクロクリスタリンワックス
以上を初めとする成分が配合されています。
特徴
ニベアクリームの青缶の特徴は、多くの油性成分によって肌の乾燥を守ってくれること、そしてドゥ・ラ・メールと呼ばれる高級なクリームとほぼ同じ成分が配合されているということです。
油性成分が肌をしっかりと保護してくれるので、乾燥による刺激を防いでくれる効果が期待できます。
乾燥による刺激を防いでくれるということは黒ずみも予防してくれる効果があるということになります。
また、もう一つの特徴として、2万円前後もするような高級クリームであるドゥ・ラ・メールとほぼ同じ成分が配合されていることが挙げられます。
ニベアクリームの青缶は500円程度と安価なので、ドゥ・ラ・メールとほぼ同じものを安く購入できると思うだけでも相当なお得感が感じられるでしょう。
脇への使用方法
ニベアの青缶には油分成分が多く配合されているので、使い方を間違えると脇に黒ずみを作ってしまいます。
ニベアの青缶は伸びが悪いため、脇に塗る際には先に脇を温めておくか、クリームを手のひらに乗せて温めてから脇に乗せるように塗っていきましょう。
大量に塗ってしまうとかえって黒ずみの原因になるので、決して一度に大量に塗らないように注意することが重要です。
リフレッシュプラスホワイトニングボディミルク
同じくニベアから販売されているリフレッシュプラスホワイトニングボディミルクには、様々な成分が配合されており、多くの特徴があります。
ニベアの青缶にはない特徴などもあるので、それらについてご説明します。
成分
リフレッシュプラスホワイトニングボディミルクには、
- L-アスコルビン酸 2-グルコシド
- エタノール
- グリセリン
- ホホバ油
- オリブ油
以上を初めとする成分が配合されています。
特徴
リフレッシュプラスホワイトニングボディミルクには、脇を保湿してくれる成分が配合されていること、そして黒ずみの原因であるメラニン色素の合成を抑える効果があるといった特徴があります。
ニベアの青缶と同じく、グリセリンやホホバ油などの保湿成分が配合されていることから、脇を効率良く保湿して乾燥しないようにしてくれます。
特に一番の特徴として挙げられるのが、ビタミンC誘導体とも呼ばれるL-アスコルビン酸 2-グルコシドの効果により、肌の奥で生成されるメラニン色素の合成を抑えられることです。
これにより、脇の黒ずみを効率良く予防することができるだけでなく、既に出来てしまった黒ずみを薄くする効果も期待できるでしょう。
脇への使用方法
ニベアの青缶と同様に脇を温めてから塗るか、手のひらに少量を出して温めてから塗るのがおすすめです。
ただし、脇の乾燥を防ぐ効果があるといっても既に乾燥している状態だと刺激を与えている可能性が高いので、できれば乾燥する前に使うのが得策です。
特に脇のムダ毛処理をした後は大きな刺激を与えている状態である為、そのまま放置してしまうとメラニン色素が過剰に分泌され、黒ずみの原因になります。
したがってムダ毛処理をした後はきちんとケアをする為に塗り込んでいきましょう。
まとめ
ニベアクリームはスキンケアクリームとして優秀である反面、脇の黒ずみを消すのには向いていません。
脇の黒ずみを消したいなら根本的な問題を解決しなければならず、化粧品に配合されている成分も重要になるので、別の化粧品を使う必要性があるでしょう。
一方で脇の黒ずみの予防が期待できる為、予防効果を得る目的で使用するのがおすすめです。