※本ページはプロモーションが含まれています

脇の黒ずみ治療で皮膚科を選ぶポイントと治療法を徹底解説

脇・首・ヒップのケア
この記事のライター
【医師:成田亜希子】
医学部卒業後、内科医として現在も多くの患者の診療にあたっている。
内科の範疇に留まらず、皮膚のトラブルに関しても子供からお年寄りまで様々な症例の診療経験有り。

自己流ケアでうまくいかずに、「治療によって美しい脇を手に入れたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。
ただし医院に問い合わせをする前に、是非この記事を読んでみることをおすすめします。

脇の黒ずみに対する治療を行っているのは、主に皮膚科と美容皮膚科ですが、それぞれ行っている治療や金額に差があるのです。
ここでは皮膚科と美容皮膚科の主な治療法や料金、そして注意点などを網羅して解説いたしました。

この記事が、あなたが安心して医院の連絡先にアクセスできる一助になれば幸いです。

[getpost id=”104″ target=”_blank”]

皮膚科での治療法

皮膚科での治療は、主に塗り薬と飲み薬です。
ですから、皮膚科の場合はすぐに効果が現れるわけではなく、長期間の治療が必要となります。

ハイドロキノン

特徴や効能

ハイドロキノンは塗り薬の一つです。
ハイドロキノンは、昔から写真現像の漂白剤として使用されており、現像者の手が白くなることから美白効果に注目が集まった物質です。

今でも肌の漂白剤と呼ばれ、他の美白成分の100倍の効果があると言われています。
ハイドロキノンは、メラニン色素を生成するメラノサイトの働きを弱めるだけでなく、すでに色素沈着を生じたメラニンを薄くする効果もあります。

費用や治療期間

黒ずみの解消には、少なくとも3か月以上はかかります。
費用は薬代の他に受診料も必要で、一回の通院で1000~2000円程度でしょう。

また、美容皮膚科での処方も行っていますが、自費診療のケースが多く皮膚科よりも割高です。

注意点や副作用

ハイドロキノンは優れた美白効果を持つ一方で、副作用が強い薬でもあります。
特に高濃度のハイドロキノンは、医師の処方がなければ購入することはできません。

多く生じる副作用には、

  • 炎症
  • 赤み
  • 白斑

などがあります。
特に白斑はその部分のメラノサイトが死滅し、斑点のように真っ白になってしまうので注意が必要です。

また、肌に合わないハイドロキノンを長期間使用すると、それが刺激となってメラノサイトがさらに活性化され、さらなる色素沈着を生むことがあります。
使用の際には、まずは低濃度のものから効果を見て徐々に高濃度のものに変えていきましょう。

そして、同じ個所に長期間にわたる使用は控えた方がよいでしょう。
効果が見られないときには使用を中断して、時間を空けてから再挑戦するか別の治療法に変更しましょう。

トレチノイン

特徴や効能

こちらも塗り薬の一つです。
ビタミンAの誘導体で、海外ではシワやニキビの治療薬として使用されています。

私たちの皮膚にはいくつかの層があり、一番深いところにメラノサイトが存在し、表層には角質と呼ばれる水分を保持する層があります。
メラノサイトで作られたメラニンは徐々に表層へシミ出してきますが、皮膚は28日の周期で新しいものに入れ替わります。

これをターンオーバーといいますが、通常ならメラニン色素はターンオーバーの作用で沈着することなく排出されるものです。
しかし、ターンオーバーの周期が加齢などの原因で伸びてしまうと、メラニン色素が排出されずに沈着してしまうのです。

トレチノインは、ターンオーバーを強力に促す作用があります。
ですから、沈着前のメラニン色素を半ば強制的に排出するのです。

多くの場合では、メラノサイトの働きを弱めるハイドロキノンと併用されます。

費用や治療期間

効果はハイドロキノンと同じく、三か月以上かかるでしょう。
費用は一回の通院で2000~3000円程度でハイドロキノンより高価です。

注意点や副作用

トレチノインは、肌のターンオーバーを強力に促進するものです。
ですから、本来は肌のバリア機能の役割を果たす角質層が必要以上に排出されてしまい、乾燥してボロボロと皮膚が剥けるような状態になることがあります。

また、使用中は肌のバリアが失われた状態ですから、しっかりと保湿を行い、万全の紫外線対策を行いましょう。

内服薬

特徴や効能

薬を飲んで黒ずみを改善する方法です。
主に用いられるのはトラネキサム酸という物質で、本来は喉の炎症やアレルギーに用いられていた薬です。

肝斑にも効果があると分かってからは、美白効果のある薬として美容にも使われるようになりました。
トラネキサム酸は、メラノサイトを活性化するプロスタグランジンという炎症を起こす物質の働きを阻害することで、新たなメラニン色素の生成を抑える効果があります。

しかし、すでにできたシミに対しての還元作用はありません。
多くの場合では、内服治療だけでなくレーザーなどの他の治療も並行して行われます。

費用や治療期間

トラネキサム酸は長年医療現場で使われてきた薬ですが、黒ずみの改善を目的として処方される場合には自費診療となります。
薬代や診察料はクリニックによって異なりますが、大体1か月で3000円程度でしょう。

内服薬単独で治療を行うことはほとんどありません。
治療期間は、レーザーや塗り薬の治療期間と同じだけ必要なことが多いです。

注意点や副作用

トラネキサム酸には抗炎症作用や美白効果の他に、止血効果があります。

服用すると血液が固まりやすくなりますので、血栓症や腎不全などがある人が服用すると持病をさらに悪化させて、思わぬ健康被害を受けることがあります。

美容皮膚科での治療

美容皮膚科では、レーザーやピーリングなどのより美白に専門的な治療が受けられます。
また、皮膚科での治療に比べて短期間で優れた効果を得ることができます。

最近では、皮膚科でもレーザーやピーリングを行っているところもありますが、どの治療も熟練した技術が必要ですから、治療実績が多いところを選ぶようにしましょう。

レーザートーニング

特徴や効能

レーザーが沈着してしまったメラニン色素に働きかけて破壊する方法です。

非常に低い出力のレーザーを用いるので肌への負担が少なく、メラニン色素の沈着や肌の奥で生成されたばかりのメラニン色素までを確実に破壊して、白い肌へ導く効果があります。

費用や治療期間

レーザートーニングは一度で効果が得られるものではなく、2週間に一度程度の頻度で半年ほど通うのが一般的です。
費用は全部で5~10万円と幅があります。

注意点や副作用

非常に出力が低いレーザーを使用しますが、痛みを感じることがあります。
また、施術後に赤みや腫れが出る人もいます。

レーザートーニングは非常に特殊な治療でどこのクリニックでも行っているわけではありません。

慣れていない医師が適切な出力でレーザー照射を行わないと、かえって肌に刺激を与え、メラノサイトを活発にしてしまうことがあるので、きちんと治療実績のあるところを選びましょう。

カーボンピーリング

特徴や効能

特殊なカーボンローションを塗ってから、レーザーを当てる治療です。
レーザーがカーボンと反応して熱を発し、毛穴の汚れや余分な皮脂などを洗い流します。

また、皮膚表層の角質層を排出する効果もあり、メラニン色素の沈着を取り除きます。
ターンオーバーを活発にする作用もありますので、新たなメラニン色素の沈着を防ぐことも可能です。

痛みはほとんどなく、長期的に施術可能なレーザー照射です。

費用や治療期間

6回ほど続けて行うことが必要です。
費用は一回の照射につき10000円前後が相場です。

注意点や副作用

施術後は、肌のバリア機能である角質層が貧弱になっている状態ですから、保湿と紫外線対策をばっちり行いましょう。

また、施術方法が肌に合わない場合には、さらなる色素沈着を生じることがあります。
肌に異変を感じたらすぐに医師に相談しましょう。

ケミカルピーリング

特徴や効能

肌に酸性のピーリング剤を塗ることで、古い角質層を浮かせて排出する治療です。
毛穴汚れや色素沈着だけでなく、ニキビ跡やムダ毛の剃り跡などをツルツルな肌へ導く効果も期待できます。

費用や治療期間

費用はレーザー治療よりも安く、一回につき5000円未満のクリニックがほとんどです。
必要な回数は個人差がありますが、脇の場合には10回以上かかることが多いでしょう。

注意点や副作用

施術中には肌がピリピリ刺激されるような痛みが生じることがあります。
施術後は肌のバリア機能が失われた状態になりますから、特に紫外線対策は厳重に行いましょう。

また、肌に合わないピーリング剤を使用すると、赤みやかゆみの原因になるだけでなく、肌への過度な刺激によって色素沈着を残すことがありますので注意が必要です。

イオン導入

特徴や効能

非常に弱い電流を肌へ流して、肌へ浸透しにくい美白成分を肌の奥まで浸透させる治療です。
スキンケア化粧品では届きにくい、肌の奥にあるメラニン色素に直接染み渡ることが可能で、化粧品にない効果を得ることができます。

しかし、イオン導入はあくまでも黒ずみ治療の補助的な役割を持つに過ぎず、イオン導入だけで黒ずみを改善できることはほとんどありません。

費用や治療期間

一回につき5000~6000円が相場です。
回数は、レーザーやピーリングなどの他の治療と並行して行いますから、それらの治療と同程度の回数が必要です。

注意点や副作用

副作用はほとんどない治療法です。
ただし、肌に直接電流を流して行う治療ですから、ペースメーカーのある人や妊婦さんにはお勧めできないでしょう。

レーザー脱毛

特徴と効能

脇の黒ずみは、誤った脱毛方法によって、皮膚内でムダ毛が生育してしまったことが原因となることがあります。
そして脇は比較的太く硬い毛が生えやすい部位ですから、どんなに丁寧に処理をしていても生えたてのムダ毛が大きな黒い毛穴のように目立ってしまうものです。

このような人にはレーザーによって脱毛を行う方法が有効です。
剃刀や脱毛器などによって肌を傷つける心配もなく、埋没毛による黒ずみ予防にもなります。

費用や治療期間

ムダ毛は、二か月ごとのサイクルで生え変わります。
レーザー脱毛は、その周期に合わせて4~5回ほど照射を行う必要がありますから、治療期間は8か月以上の長丁場になります。

費用としては、脇だけのレーザー脱毛ではほとんどのクリニックの場合、1回照射を5000円以下と設定しています。

注意点や副作用

レーザーの出力が高すぎると、やけどや更なる色素沈着の原因になることがあります。
また、一度脱毛に成功したとしても、効果は3年ほどでなくなってしまうので再度治療の必要があります。

脇の黒ずみ対策で皮膚科を選ぶ3つのポイント

治療実績があること

皮膚科は、アトピーや蕁麻疹などの病気を診ることがほとんどです。
最近では、美容皮膚科が併設されているクリニックもありますが、自分の希望する治療の実績がきちんとあるところを選びましょう。

特に黒ずみ対策は肌に直接的な治療を行うものですから、誤った治療をしてしまうとさらなる色素沈着などの思わぬ被害を受けることがあります。

明瞭会計

皮膚科での黒ずみ治療は自費診療になります。
そして一度の通院だけでなく、3か月以上は継続して治療を行う必要があります。

ですから、初めのカウンセリングの段階で、治療に合計でどれくらいの費用がかかるのかをしっかり聞いておきましょう。
予想外の追加料金を請求されることもあるので、明瞭に料金設定しているクリニックが安心でしょう。

親身な態度

皮膚科に限りませんが、美容分野での診察は丁寧なカウンセリングは大切です。
流れ作業のような診療を行っているところではなく、丁寧にしっかりと患者の声に耳を傾けてくれるクリニックをお勧めします。

ワキガやアトピーも同時に治せる?

脇の黒ずみと同じく、ワキガやアトピーに悩んでいる人も多いでしょう。
黒ずみ治療は肌を乾燥状態にするものが多く、ワキガやアトピーを悪化させてしまうことがあります。

治療後には、きちんと保湿効果のある乳液などで脇のケアをするとよいでしょう。
特に症状がひどい人は、必ず医師に相談してから治療を受けて下さい。

黒ずみ予防には正しい脱毛方法を心がける

間違った脱毛方法は黒ずみの原因となる埋没毛を生じるたけでなく、皮膚に余計な刺激や負担を与えて色素沈着を引き起こすことがあります。
正しい脱毛方法を習得し、日ごろから適切なケアを行うようにしましょう。

何よりも普段のセルフケアが大切

脇の皮膚は非常に薄く、常に肌同士や衣類での摩擦に晒される部分です。
ですから治療によって黒ずみが改善しても、治療前のような生活習慣を続けていてはすぐに元に戻ってしまいます。

正しい脱毛方法でムダ毛による黒ずみを防ぐほかにも、色素沈着を防ぐために入浴後には保湿効果の高い美白化粧品を使用することや、締め付けの多い衣類を避けるなどのセルフケアを続けましょう。

[getpost id=”104″ target=”_blank”]

まとめ

脇の黒ずみは暖かくなってくる時期、女性にとって深刻な悩みとなります。
しかし、皮膚科や美容府皮膚科で適切な治療を行うことで改善できるものですから心配はいりません。

治療によって取り戻した美しい脇をセルフケアで維持しながら、いつでもノースリーブになれるような自信のある脇を手に入れて下さい。

タイトルとURLをコピーしました