お尻は自分では見えにくいこともあり、スキンケアがおろそかになってしまいがちです。毎日の手入れで顔はキレイなのに、お尻はほったらかしで黒ずみだらけという人も少なくありません。お尻の肌トラブルを悪化させないためには、まずその原因を突き止め、対策していくことが大切です。

古くなった角質をやさしく洗い落とす

お尻の黒ずみの原因は、肌のターンオーバーが正常に機能していないことが考えられます。そのせいで古くなった角質が自然に剥がれなくなり、毛穴を詰まらせてしまいます。放置すると、毛穴周辺が酸化して黒くなってしまいます。悪化するのを防ぐには、ピーリングやスクラブで角質のケアをする必要があります。ピーリングは古い角質を「剥がす」感覚なので、肌が刺激に弱い人も行うことができます。スクラブは古い角質を「削り取る」感覚なので、肌質が強い人に向いています。いずれにしても、刺激しすぎるのは肌に良くないです。お風呂で洗うときは、やさしくマッサージするように洗いましょう。

保湿クリームでお尻のバリア機能を高める

お尻も他の部分の肌同様、年を重ねるごとに老化していきます。そのため潤いが失われ、乾燥しやすい肌へと変わっていきます。そのせいでメラニンによる色素沈着を引き起こし、黒ずみの原因となることもあります。悪化すると、黒ずみがポツポツと浮き上がってきます。もしできてしまったら、自分で触っても気持ちが悪いし、人には絶対見られたくないと感じるでしょう。改善するには、美白成分が配合された保湿クリームでケアするようにしましょう。とくにトラネキサム酸、ビタミンC誘導体、アルブチンの含まれているのものが、効果が高いとされています。また美白だけでなく、保湿も大切なので、保湿効果を高めるセラミドやヒアルロン酸の配合されたものを選ぶようにしましょう。

お尻にとって好環境を作ってあげる

お尻のスキンケアをしながら、さらに黒ずみを1日でも早く治すには、お尻の血流を良くしてあげる必要があります。たとえば仕事で長時間座らなければならないとしても、途中で休憩を入れて、立ち上がってお尻にかかる負担を軽減させましょう。こまめに休憩を取るのが難しい場合は、座布団やクッションを用意して、少しでも快適になるように工夫することが大事です。家で寝転がる際も、体勢を変えながら寛ぐようにするだけで、血流を良くすることができます。また、締め付け感のある下着は黒ずみを悪化させる原因にもなるので、避けたほうが無難です。下着は肌にやさしい天然素材のものがベストです。

まとめ

このようにほんのひと手間で、お尻の黒ずみを改善することができます。「黒ずみを治したい」という気持ちを高め、適切なケアをしてあげれば、キレイなお尻を取り戻すことができるでしょう。顔のスキンケアと同じで、毎日続けることが大事です。また黒ずみが治った後も、意識的にケアすることで、再発予防になります。